今年のインフルエンザ
2017.04.18
桜も満開となり、ようやくインフルエンザの患者もみなくなってきました。今年のインフルエンザの流行をまとめたいと思います。
当院では、1月中旬から2月上旬にかけて流行のピークがみられました。ほとんどがA型で、患者数も昨年の60%ぐらいでした。抗インフルエンザ薬の効きもよく、薬剤耐性ウイルスでなかったのでほっとしています。おかげでインフルエンザによる入院患者は0人、点滴した患者も数人しかいませんでした。感染したほとんどの方がワクチン未接種の方で、ワクチンの予防効果は、例年よりあったと思います。
一方、一部の方は、ワクチン接種したのにインフルエンザに罹患した人もいます。その方は、ワクチンの効果に疑問を持ったと思います。ワクチン予防効果も100%ではありませんが、ある程度の予防効果は、診療していると毎年実感します。今年も是非インフルエンザの予防接種をお願いします。
まだ時々B型インフルエンザを診ます。くれぐれもまだ油断しないように!